純情ヒエラルキー
  • HOME
  • NOVEL
  • BOOTH
  • Pixiv
  • Twitter
  • Contacts

2019.01

2019.01.25 15:00

「優しい右手」:刹フェルと沙慈 / 2期捏造

 僕にはずっと、刹那にも、この艦の実質的なリーダーである女性にも、秘密にしていたことがあった。 一度だけ、食料の買い出しにコロニーへ赴いたときの出来事だ。    刹那の右手。無骨な男の手だが、それが重力パネルを軽く撫でる。何度かタップすると、エレベーターが作動して、ぐんぐん体が上昇して行く。小型艇を置いた暗いハッチから、人々が行き交うB to Bコロニーに。ここは、一般的な宇宙観光客向け...

2018.12.31 15:00

「四度目の哀歌」:本編沿い / イノベイターに発情期があったら

  たった三度だけ。  たった三度の行為だけで、本当にその人を理解したことになるのだとしたら、それはなんと不義理なことだろうか。四度目の哀歌  一度目に起きたその衝突的な行為を、彼女はあまりよく思い出すことができない。それは言葉通りに事故的な行為で、言葉通りに体と体がぶつかっただけの行為だった。きっと彼女を白い壁に押し付けた刹那自身も、思い出したくもない荒々しいセック...

Page Top

Copyright © 2025 純情ヒエラルキー.

Powered byAmebaOwnd無料でホームページをつくろう